夏の休暇が訪れると、学校がお休みの子供たちは家での時間が多くなります。共働きの家庭では、お子さんを家で一人でお留守番させるのが気がかりになることでしょう。
そんな時、祖父母のもとへ子供を預ける選択をする家庭も少なくありません。さて、祖父母に夏休み中の子供を任せるのに適した年齢はいつからなのでしょうか。様々な親御さんの体験談を集めてみました。
そして、子供を預ける時の「滞在期間や、感謝のしるしとしてのお礼の要否、もし子供が預けられることに反発したらどう対応すればよいか」についてもお話しします。
これらの情報が、皆さんの参考になれば幸いです。
夏休みはいつから祖父母のもとで過ごす？適切な時期は？
子どもたちが夏の長い休みをどこで過ごすか考えた時、祖父母に預ける選択肢があります。我が家では、小学3年生、つまり9歳頃から祖父母宅で過ごすこともありました。友人知り合いの中には、5歳から祖父母の元で過ごさせている家庭もあるようです。ただし宿泊は基本的に1泊が限度。泊まりがけの場合は、家庭の具体的状況により異なるため、上手に調整が必要です。
また、自宅の事情や子供の性格によっても変わってきます。小学校高学年ではより積極的に祖父母に預けられるケースが多いのではないでしょうか。具体的には、10歳頃から祖父母に預かってもらう家庭もあるようです。それ以前は、放課後は学童保育で過ごさせる場合もあります。しかし、日中だけなら幼稚園児や小学校低学年でも大丈夫だと感じることもあるでしょう。
このように、子供を預ける期間（数時間か、それとも宿泊か）によっても、いつから祖父母のもとで過ごさせるかは異なります。小学4年生、つまり10歳頃からが適切という意見が一般的です。共働きが増える現代では、学童保育よりも祖父母に預けたいと願う親御さんも少なくないでしょう。
子供が祖父母との時間を楽しめる一方で、祖父母が年齢的に子供の面倒を見ることがきつくなることも考慮が必要です。子供の性格や活動性にばらつきがあり、祖父母にとって負担になることもあります。「いつから預けても大丈夫」という一律の答えはありませんが、小学4年生になるとお手伝いもできますし、祖父母と一緒に過ごしても問題が少ないでしょう。一つの目安としては、小学3年生までは学童保育、それ以上になれば祖父母のお宅で過ごすという選択も考えられるかもしれません。
夏の長期休暇における子供の祖父母宅での留守番の適切な期間
小さなお子さんが夏休みを祖父母と共に過ごす際の理想的な日数について、興味深い調査結果があります。就学前の子どもたちの保護者を対象にしたアンケートによると、「子供を祖父母に預ける期間は最大でも3泊まで」と考えている親が全体の80%に上ることが判明しました。
このデータは幼稚園児に特化したものですが、小学生の場合にもある程度当てはめて考えることができるでしょう。多くの親御さんが3泊程度の期間を選ぶのは、一般的に受け入れ可能な範囲だと理解されているためかもしれません。
夏休みを利用して孫とゆっくり時間を過ごすのを楽しみにしている祖父母もおり、一方で2日で手を挙げてしまう状況もあり得ます。明確な基準は存在しませんが、祖父母の負担を思いやるならば、短期間で留守番を終えさせることが望ましいとされています。
しかし、最終的にお子さんがどのぐらいの期間滞在するかはさまざまな状況に応じて決まります。祖父母としっかり話し合いを重ね、個々の環境に最適な期間を決めていくことが大切です。
↓私は実家に娘を預けるのって、今年の夏休みに娘が希望した2泊3日のお泊りが最高で、年に1回1泊が気持ち的に限度だなぁ。10日もなんて絶対できないなぁ。親の時間は親のものだし、子どもだろうがいれば時間もお金もかかる。1日でもかかった費用等置いていきたいしね（親は受け取らないけど）。
— しろやぎ🐐毎日猫をこねくりまわす (@yomehibi_staff) October 18, 2016
夏の長期休暇中、孫を預かる祖父母への感謝のしるしには何を贈るべき？
夏休みという子どもたちの長いお休み中、愛する孫を預ける際に、何か感謝の気持ちを表す品物を選ぶのが適切か疑問に感じている方は少なくありません。
ご家庭によっては、お菓子などの差し入れよりも現金を期待されることがありますが、実際には多くの祖父母が金銭的なものを求めていない傾向にあります。
また、母方の孫か父方の孫かによっても、事情が変わってくることがあります。
そのため、お金やお菓子を用意するかどうか、孫を預ける前には祖父母や義理の両親に直接問い合わせてみることが重要です。
彼らが「何も要らないよ」と断言すれば、その言葉を素直に受け入れて問題ありません。
義理の祖父母が金銭を希望するときは、後々のトラブルを避けるためにも、時給換算で妥当な額を計算するなど、冷静な対処を心がけましょう。
夏休み、子どもたちを毎日みてくれてた実家へのお礼でピザパーティ♡ pic.twitter.com/5eklpdRQvo
— チカっころ (@ChiccaChocca) September 4, 2015
子どもが祖父母宅への訪問に抵抗を示す際の対応策
夏の長い休みの間、子どもたちの中には祖父母の家へ滞在するのを心待ちにしている者もいれば、それを嫌がる者もいます。では、何故一部の子どもたちは祖父母宅への訪問を渋るのでしょうか。重要なのは、まずその理由を子ども本人からじっくりと聞き出すことです。
子どもの心の内を理解した上で、問題をどう解決するかについて親子で協議してみましょう。子どもにとって大きな悩みでも、大人の視点から見れば些細なことが多いものです。工夫を凝らして、子どもが理解できるように解説してあげることで、彼らも抵抗感を解消し、祖父母の元へ行くことを受け入れやすくなるでしょう。
それでもどうしても子どもが祖父母と過ごすことを望まない場合は、異なるアプローチを模索する必要が出てきます。こうした状況において、子どもの意志を尊重しつつも、最も適した選択を見つけ出すことが重要になってきます。
共働き家庭で夏休みを迎える子どもの留守番の秘訣
共働き家庭においては、夏休み期間中に子どもを家に独りで留守番させる状況が避けられない場合があります。子どもが小学校の高学年に達すれば、一人留守番を頼む際の懸念事項は少なくなります。それに対して、小学校低学年のお子様の場合、一人留守番の際には親として様々な不安要素が浮かびます。
特に低学年のお子様が留守番を行う際は、安全を守るために緻密なルールを定め、これを厳守させることが重要です。日常生活での「火を使わない」「刃物を触らない」「来客のチャイムには応じない」といった基本的なルールをしっかりと教育しましょう。そして念には念を入れて、これらの留守番時の規則を書き記した紙を壁に掲示しておくのがベストです。
また、何か分からない事態が生じた際には、メールで報告するように指導することも大切なポイントです。さらに、緊急時に対応できる電話番号や連絡手段を事前に伝えておけば、低学年のお子様でも安心して家にひとり留守番させることができるでしょう。
