初めてエレキギターを買うときは、SquierのSonicやAffinitySeries、YAMAHAPACIFICA112VMなど候補が増えるほど、どれを選べば長く使えるのか迷いやすくなります。
見た目が似ていても、ブリッジやピックアップ構成、作れる音の幅には違いがあり、高校の軽音部やバンド活動まで考えるなら、価格だけで決めないことが大切です。
ストラトらしい音を楽しみたいのか、幅広いジャンルを1本で弾きたいのかを整理すると、自分に合うモデルが見つけやすくなります。
トレモロアームの必要性や低価格モデルを選ぶ際の確認点も知っておけば、初めてでも比較しやすくなります。
この記事でわかること
- SquierSonicとAffinitySeriesの違い
- PACIFICA112VMが初心者に向いている理由
- トレモロアームが必要になる場面
- 高校の軽音部まで考えたギターの選び方
高校生の初エレキギターはSquierとヤマハのどちらがいい?
初めてのエレキギターを選ぶときは、見た目が好きかどうかに加えて、弾きやすさや音の作りやすさ、軽音部やバンドで使いやすいかまで考えておくと選びやすくなります。
SquierとYAMAHAはどちらも初心者が候補にしやすいブランドですが、同じストラト系の見た目でも、ピックアップの構成やブリッジ、使える音の幅には違いがあります。
高校生活で何年か使うつもりなら、最初の価格だけではなく、弾き続けたときに物足りなさを感じにくいかまで見ておくのがおすすめです。
初心者が最初の1本で重視したいポイント
最初の1本では、スペック表の数字を細かく比べるより、実際に持ったときの重さやネックの握りやすさ、座って弾いたときの収まりなどを確認したほうが失敗を減らしやすいです。
まだコードを押さえることに慣れていない段階では、音の違い以上に、毎日手に取りたいと思えるかどうかが練習の続けやすさに影響します。
白やパステル系のボディ、メイプル指板の明るい見た目が好きなら、その好みを優先して問題ありません。
気に入ったデザインのギターは自然と触る回数が増えやすく、練習を続けるきっかけにもなります。
そのうえで、チューニングしやすいか、弦高が極端に高くないか、フレットの端が手に当たらないかなども店頭で確認しておきたいところです。
軽音部やバンド活動まで考えた選び方
高校で軽音部に入ったり友人とバンドを組んだりするなら、自宅練習だけでなく、スタジオや学校のアンプにつないだときの使いやすさも大切になってきます。
Squierのストラトタイプは3基のシングルコイルを切り替えて音色を変えられるため、すっきりした音や歯切れの良いカッティングを作りやすいのが特徴です。
一方、PACIFICA112VMはシングルコイルに加えてリア側にハムバッカーを備えているため、軽めの音から厚みのあるロック系の音まで作り分けやすくなっています。
まだ演奏したいジャンルが固まっていないなら、いろいろな曲に合わせやすいモデルを選ぶと、バンドを始めてから困りにくくなります。
価格だけで決めると後悔しやすい理由
初めて買うギターでは少しでも安いモデルが気になりますが、本体価格だけで決めると、あとから調整や部品交換が必要になって思ったより手間がかかることもあります。
とくに初心者は、弾きにくさの原因が自分の技術なのか楽器の状態なのか判断しにくいため、最初からある程度調整された個体を選ぶほうが安心です。
数千円から一万円ほどの差であれば、毎日の弾きやすさや数年間使うことまで含めて考えると、少し上のモデルを選ぶ意味は十分にあります。
安さだけではなく、気に入った見た目、弾きやすさ、必要な音が出せるかのバランスで選ぶことが、初めての1本を長く使うコツです。
Squier SonicとAffinityの違いを比較
SquierのSonicとAffinityは見た目がよく似ていますが、価格だけでなく、ブリッジやペグ、フレットなど細かな部分に違いがあります。
初めて買う段階では大きな差に見えなくても、練習を続けていくと、チューニングのしやすさやアームを使ったときの感触などで違いを感じることがあります。
できるだけ予算を抑えたいならSonic、少し余裕を持たせて長く使いたいならAffinityも候補に入れやすいです。
Sonic Stratocasterの特徴と向いている人
Sonic Stratocasterは、Squierの中でも比較的手に取りやすい価格帯に位置しており、初めてエレキギターを買う人でも選びやすいシリーズです。
現行の通常モデルでは3基のシングルコイルを搭載し、5段階でピックアップを切り替えられるため、ストラトらしいすっきりした音から柔らかい音まで楽しめます。
通常のSonic Stratocasterには6サドルのトレモロブリッジが採用されていますが、Sonic Stratocaster HTのようにアームを使わない固定式ブリッジのモデルもあります。
同じSonicという名前でも仕様が完全に同じとは限らないため、購入するときは商品名の末尾やブリッジの形まで確認しておくと安心です。
まずはできるだけ出費を抑えてギターを始めたい人や、ストラトらしいデザインを重視したい人には選びやすいモデルです。
Affinity Series Stratocasterの特徴と向いている人
Affinity Series StratocasterはSonicより上の価格帯になりますが、現行モデルでは2点支持のトレモロブリッジや、スプリットシャフト付きのシールドダイキャストペグなどが採用されています。
ピックアップは基本となるSSS仕様なら3基のシングルコイルで、5ウェイスイッチを使って音色を切り替えられます。
スケールは25.5インチで、ネックはCシェイプとなっており、一般的なストラトタイプの感覚で練習しやすい仕様です。
高校の軽音部で数年間使うことまで考えるなら、購入時の価格差だけでなく、チューニングや操作のしやすさまで含めてAffinityを比べる価値があります。
メイプル指板と白系ボディを組み合わせた仕様もあるため、明るい見た目が好みならデザイン面から候補を絞ることもできます。
トレモロアームは初心者にも必要なのか
トレモロアームは必ず必要な装備ではなく、好きな曲でアーミングを使いたいかどうかで優先度が変わります。
アームを押したり引いたりすると音程を揺らせるため、演奏表現の幅は広がりますが、使い方やセッティングによってはチューニングが動きやすくなることもあります。
まだコードやリズム演奏を覚えている段階なら、アームをほとんど使わないまま練習を続ける人も珍しくありません。
反対に、好きな曲でアームを使ったフレーズが多く、将来的に自分でも演奏したいなら、最初からトレモロ付きモデルを選んでおくと後から試しやすくなります。
アームが付いているほうが必ず優れているわけではなく、自分が演奏したい曲と扱いやすさのどちらを重視するかで選ぶのが自然です。
YAMAHA PACIFICA112VMは初心者に向いている?
PACIFICA112VMは、初めての1本として選びやすいだけでなく、軽音部やバンドでいろいろな曲に挑戦したい人にも合わせやすいモデルです。
見た目はストラト系に近い一方で、ピックアップ構成や操作できる音の幅には違いがあり、まだ演奏したいジャンルが定まっていない段階でも使い方を広げやすくなっています。
パステル系のカラーやメイプル指板が好みで、ロックからポップスまで幅広く弾きたいなら、候補の中でもかなり相性を考えやすい1本です。
PACIFICA112VMの弾きやすさと基本スペック
PACIFICA112VMはメイプルネックとメイプル指板を採用しており、見た目に明るさがあるため、白系や淡いカラーのボディと合わせた雰囲気が好きな人にも選びやすいです。
ボディにはアルダーが使われており、形状も体に沿いやすいため、座って練習するときから立って演奏するときまで扱いやすい作りになっています。
初めてのギターでは、細かな木材の違いだけで優劣を決める必要はありませんが、ネックを握った感触や重量のバランスが自分に合っているかは確認しておきたいところです。
可能であれば実際にストラップを付けた状態でも持たせてもらい、肩に強い負担を感じないか、左手を動かしにくくないかまで試しておくと、軽音部で長時間練習するときのイメージがつかみやすくなります。
SSH配列とコイルタップで作れる音の幅
PACIFICA112VMの大きな特徴は、フロントとセンターにシングルコイル、リアにハムバッカーを配置したSSH構成になっていることです。
フロント側では丸みのある音、センター付近では軽快な音を作りやすく、リアのハムバッカーに切り替えると、歪ませたときにも厚みを出しやすくなります。
さらにコイルタップを使えば、リア側でもハムバッカーそのままの音だけでなく、より軽い方向の音を試せます。
文化祭ではロックを弾き、自宅ではポップスやクリーン系の曲を練習するといった使い方でも、1本の中で音を変えやすいのが魅力です。
まだ好きな音の傾向が分からない初心者にとっては、いろいろ試しながら自分の好みを見つけやすい仕様ともいえます。
メイプル指板やカラーから見たデザイン性
初めてのギターでは性能ばかりを気にしがちですが、見た瞬間に弾きたくなるデザインかどうかも長く使ううえで大切です。
PACIFICA112VMにはメイプル指板ならではの明るい見た目があり、淡いブルーやピンク系など、やわらかい色合いを好む人にも合わせやすいカラーがあります。
同じ形のギターでも、指板が明るいだけで全体の印象はかなり変わるため、白系やパステル系のボディを探しているなら写真だけでなく実物も見比べると選びやすくなります。
軽音部で使うことまで考えるなら、性能だけで無理に選ぶより、持っていて気分が上がる見た目と必要な音の幅が両立しているかを見るのがおすすめです。
何年か使うつもりなら、最初に気に入ったカラーを妥協しすぎないことも、結果的に買い替えを急がず長く付き合うためのポイントになります。
安いエレキギターを選ぶときに気をつけたいこと
初めてのエレキギターでは、できるだけ予算を抑えたいと考えるのは自然ですが、本体価格だけを見て選ぶと、届いてから弾きにくさが気になったり、調整に追加の手間がかかったりする場合があります。
とくに高校で軽音部に入り、そのまま数年間使う予定なら、最初の出費だけでなく、練習を続けやすい状態になっているか、困ったときに調整を頼みやすいかまで含めて見ておきたいところです。
低価格モデルが一律に悪いわけではなく、個体の状態と購入後のサポートまで確認して選ぶことが大切です。
SELDERなど低価格ギターを選ぶ前に確認したい点
かなり手頃な価格帯のギターを選ぶときは、ブランド名だけで判断するより、実際のネックやフレット、ペグ、ブリッジの状態を確認したほうが選びやすくなります。
ネックを正面から見たときに大きな反りやねじれがないか、フレットの端を触ったときに手へ強く引っかからないか、ペグを回したときに極端なガタつきがないかなどは見ておきたい部分です。
弦を押さえたときに必要以上に力がいる場合は弦高が高くなっている可能性もあり、初心者ほど弾きにくさを自分の技術不足だと思い込みやすくなります。
価格が安くても状態の良い個体はありますが、実物を確認できない場合は、初期調整や購入後の相談に対応している販売店かどうかも比べると安心です。
長く使う予定なら、少し価格を上げても、最初から状態を確認しやすいモデルを選ぶほうが結果的に練習へ集中しやすくなることがあります。
長く使うなら購入価格以外も考えておきたい
ギターを始めると、本体以外にもアンプやシールド、チューナー、ストラップ、ピック、予備弦などが必要になるため、予算はセット全体で考えたほうが現実的です。
本体へ予算を使い切ってしまうと、必要な周辺用品を極端に抑えることになり、練習環境が整いにくくなることもあります。
一方で、本体価格を下げすぎて弾きにくい個体を選ぶと、あとから調整費用が必要になったり、短期間で別のギターが欲しくなったりする可能性もあります。
本体だけを最安値にするのではなく、練習を始めるために必要な道具まで含めて予算を配分するほうが、無理なく続けやすくなります。
軽音部で使うなら、学校側にアンプやシールドが用意されている場合もあるため、入部後に必要なものを確認してから買い足す方法もあります。
初心者こそ実店舗で試奏や調整をお願いするメリット
まだギターを弾けない段階でも、楽器店で実際に持ってみる意味は十分にあり、音を上手に出せなくても重さやネックの握り心地、ボディの大きさは比較できます。
Squier Sonic、Affinity Series、PACIFICA112VMを同じ日に持ち比べると、写真やスペック表だけでは分からなかった持ちやすさの違いに気づくことがあります。
試奏に自信がなければ、自分で演奏するだけでなく、店員に同じアンプと同じ設定で音を出してもらい、近くで聴き比べる方法もあります。
購入時には弦高やネックの状態、チューニングなどを見てもらえるか確認しておくと、自宅へ持ち帰った直後から練習しやすくなります。
初めてだからこそ、値段や評判だけで決めず、自分が持ったときに弾き続けたいと思える1本を選ぶことが大切です。
まとめ
SquierSonic、AffinitySeries、YAMAHAPACIFICA112VMは、どれも初めてのエレキギターとして候補にしやすいモデルですが、向いている使い方には少しずつ違いがあります。
高校で軽音部に入ったりバンド活動を始めたりする予定なら、価格だけでなく、音の幅や扱いやすさ、見た目の好みまで含めて選ぶと長く付き合いやすくなります。
この記事のポイントをまとめます。
- SquierSonicは、予算を抑えながらストラトらしい見た目と基本的な音を楽しみたい人に選びやすいモデルです。
- Sonicにはトレモロ付きと固定式ブリッジの仕様があるため、購入前に型番やブリッジの形を確認しておくと安心です。
- AffinitySeriesは、Sonicより少し予算を上げて、ブリッジやペグなどの仕様も重視したい人に向いています。
- トレモロアームは必須ではなく、演奏したい曲でアーミングを使うかどうかによって必要性が変わります。
- PACIFICA112VMはSSH構成なので、軽い音から厚みのある音まで幅広く作りやすいのが特徴です。
- PACIFICA112VMのコイルタップを使えば、リア側でも音のキャラクターを変えながら演奏を楽しめます。
- 白やパステル系のボディとメイプル指板が好みなら、色や仕様を実物で見比べながら選ぶと納得しやすくなります。
- 低価格モデルはブランド名だけで判断せず、ネック、フレット、ペグ、弦高など個体の状態も確認したいところです。
- ギター本体だけでなく、アンプ、シールド、チューナー、ストラップ、予備弦などを含めて予算を考えると無理がありません。
- 初めてでも楽器店で実際に持ち比べると、重さやネックの握り心地など、写真だけでは分からない違いを確認できます。
高校生活の中で何年も使うことを考えると、最初の1本はスペックの優劣だけで決める必要はありません。
好きな色や形で、手に取ったときに弾き続けたいと思えることも、練習を続けるうえではかなり大切です。
できるだけ出費を抑えたいならSonic、ストラトらしい仕様を保ちながら少し余裕を持たせたいならAffinitySeries、幅広いジャンルへ対応しやすい1本を求めるならPACIFICA112VMという見方をすると比べやすくなります。
迷ったときは候補を一度に持ち比べ、ネックの握りやすさや重さ、見た目の好みを確かめてから選ぶことで、これから長く付き合える自分向きのギターを探しやすくなります。
