愛犬と一緒に自然の中で遊びたいけれど、海は混むし日差しも強い…。そんなときにぴったりなのが、涼しく穏やかな川遊びです。
神奈川県には、犬連れでも安心して楽しめる川遊びスポットが実はたくさんあります。
本記事では、愛犬の泳ぎが苦手でも安全に楽しめるよう、犬種別の遊び方・必須アイテム・安全対策を徹底解説。
さらに、地元でもあまり知られていない「隠れ川遊びスポット7選」を紹介します。
初心者でも迷わず準備でき、安心して遊べるようになる完全ガイド。
休日の小旅行に、ぜひ愛犬と一緒に神奈川の清流を訪れてみませんか。
愛犬と神奈川で川遊びを楽しむ前に知っておきたい基本知識

愛犬と神奈川の川で遊ぶ前に、まずは安全で快適に楽しむための基本を押さえておきましょう。
犬の性格や体格によって適した遊び方が異なるため、無理のないペースで慣らしてあげることが大切です。
犬種や性格による水遊びの向き不向き
すべての犬が自然に泳げるわけではありません。
レトリーバーやプードルのように水が得意な犬もいれば、ダックスフンドのように足が短く泳ぎにくい犬もいます。
初めて水に入る犬は、川辺で少しずつ慣らすのがおすすめです。
まるで「浅瀬の探検ごっこ」をするように、遊びながら水への恐怖心を減らしていきましょう。
無理をさせず、犬のペースに合わせて楽しむことが一番の安全対策です。
| 犬種 | 水遊びの得意度 | ポイント |
|---|---|---|
| ラブラドール・レトリーバー | ★★★★★ | 泳ぎが得意で体力も十分 |
| ダックスフンド | ★★☆☆☆ | 足が短く流れに弱い |
| 柴犬 | ★★★☆☆ | 個体差が大きいので慎重に |
| チワワ | ★☆☆☆☆ | 冷えやすいため短時間が安全 |
川遊び前に準備すべき持ち物リスト
川遊びを快適にするためには、準備がすべてと言っても過言ではありません。
以下の持ち物をそろえておくと、現地で慌てることがありません。
| アイテム | 用途 |
|---|---|
| ライフジャケット | 泳ぎが苦手な犬の安全確保 |
| 水に浮くおもちゃ | 遊びながら水に慣れさせる |
| 犬用タオル | 濡れた体を拭く |
| 飲用水 | 水分補給・清掃用 |
| リード | 安全管理用 |
| 防水シート | 濡れた犬を車に乗せる際に便利 |
特にライフジャケットと飲用水は必須アイテムです。
川の水は飲ませないように注意しましょう。
川遊び中に気をつけたい安全ポイント
川は自然の環境なので、日によって流れや水温が変化します。
遊ぶ前に水深と流れの速さを必ず確認してください。
浅瀬でも足を取られることがあるため、油断は禁物です。
遊びの途中では定期的に水分補給と休憩を取り、愛犬の呼吸や表情に異常がないかチェックしましょう。
「少しでもおかしい」と感じたら、すぐに休ませることが最良の判断です。
| チェック項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 水流 | 流れが速くないか |
| 水温 | 冷たすぎないか(20度以上が理想) |
| 犬の呼吸 | ハアハアと息が荒くなっていないか |
| 周囲の環境 | 他の犬や人との距離を確保できるか |
愛犬との川遊びを安全に楽しむための実践テクニック
愛犬と川遊びを思いきり楽しむためには、安全対策とトレーニングが欠かせません。
ここでは、初心者でも実践できる3つのテクニックを紹介します。
ライフジャケットの選び方と正しい着用法
ライフジャケットは単なる浮き具ではなく、命を守る大切な装備です。
サイズは体重ではなく胴回りを基準に選び、ベルトをしっかり固定しましょう。
また、明るい色を選ぶと遠くからでも犬を見つけやすくなります。
「動きやすく・脱げにくく・目立つ」この3つが理想の条件です。
| チェック項目 | 理想的な状態 |
|---|---|
| サイズ | 胴回りにぴったりフィットしている |
| カラー | オレンジ・イエローなど視認性が高い色 |
| 固定ベルト | 緩みがない |
| 取っ手 | 緊急時に引き上げやすい位置にある |
呼び戻し訓練のコツと川でのマナー
川遊び中は犬を自由にさせる場面もありますが、「呼び戻し」ができなければ危険です。
普段から短い距離で練習し、できたらすぐに褒めておやつを与えることで信頼関係を深めましょう。
呼ばれて戻ることを「うれしい」と感じさせるのがコツです。
他の利用者がいる場合は、リードを外さず距離を保つのがマナーです。
| 状況 | 対応方法 |
|---|---|
| 他の犬が近づいてくる | 距離を取り、落ち着くまで待つ |
| 子どもが遊んでいる | リードを短く持ち、飛びつきを防止 |
| 犬が興奮して走り出す | 名前を呼び、静かに近づいて止める |
水中おもちゃを使った遊び方と注意点
水に浮くおもちゃは、遊びながら泳ぎを練習できる便利アイテムです。
ただし、流れの速い場所では使用を避け、上流に向かって投げると安全です。
初めてのおもちゃ遊びでは、浅瀬で少しずつ慣らすようにしましょう。
遊びを通して「水=楽しい場所」と感じてもらうことが上達への近道です。
| おもちゃの種類 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| ラバーボール | 軽くて投げやすい | ★★★★★ |
| フリスビー型 | 飛距離が出るが流されやすい | ★★★☆☆ |
| ロープ付きトイ | 引っ張り遊びにも使える | ★★★★☆ |
神奈川県の隠れ川遊びスポット7選【穴場&初心者向け】

神奈川県には、愛犬と一緒に自然を満喫できる川遊びスポットがたくさんあります。
ここでは、混雑を避けつつ初心者でも安心して遊べる7つの穴場を紹介します。
それぞれの場所には特徴があり、犬の性格や体力に合わせて選ぶのがポイントです。
中川温泉ぶなの湯前の河原(山北町)
中川温泉の手前に流れる中川川は、透明度が高く穏やかな流れが特徴です。
深いエリアもあり、泳ぎが得意な犬にぴったりです。
温泉施設も近く、飼い主さんもリラックスできます。
| 住所 | 〒258-0201 山北町中川645-8 |
|---|---|
| 電話番号 | 0465-78-3090 |
| 特徴 | 水がきれいで静か、泳ぎ練習にも最適 |
田代運動公園(愛川町)
中津川の河原にある広々とした公園で、浅瀬が多く初心者犬にもおすすめです。
駐車場から川までの距離も近く、家族連れにも人気のスポットです。
浅瀬と深場のバランスが良く、泳ぎ練習と川辺散歩の両方が楽しめます。
| 住所 | 神奈川県愛甲郡愛川町田代1700 |
|---|---|
| 電話番号 | 046-281-0427 |
| 特徴 | アクセス良好、初心者にも安心 |
西丹沢の自然探索路(山北町)
丹沢の豊かな森に囲まれた清流エリアで、ハイキングと川遊びを同時に楽しめます。
人が少なく、落ち着いた雰囲気で自然を満喫できます。
ただし、自然保護エリアのためマナー遵守が必須です。
| 住所 | 〒258-0201 神奈川県足柄上郡山北町中川867 |
|---|---|
| 電話番号 | 0465-78-3940 |
| 特徴 | 人が少なく静かな環境、自然観察にも最適 |
座間リバーサイドパーク(座間市)
相模川の河川敷にある開放的な公園です。
平坦な地形で走り回れるスペースも多く、アウトドア初心者におすすめです。
週末はバーベキュー客が多いので、朝早く訪れるのがベストです。
| 住所 | 神奈川県座間市座間入谷 |
|---|---|
| 特徴 | 市街地から近く手軽に行ける |
夕日の滝エリア(南足柄市)
滝のマイナスイオンが心地よい、南足柄市の人気スポットです。
滝壺近くは水流がやや強いため、浅瀬部分での遊びが安心です。
自然の美しさと静けさを両立した癒やしスポットです。
| 住所 | 神奈川県南足柄市矢倉沢 |
|---|---|
| 電話番号 | 0465-74-2111 |
| 特徴 | 滝の絶景を楽しみながら遊べる |
秦野戸川公園(秦野市)
広大な敷地を持つ県立公園で、川辺に犬が遊べるエリアが整備されています。
周囲の山々が美しく、ピクニックにも最適です。
リードを着けたままの川遊びがルールなので、安心して過ごせます。
| 住所 | 神奈川県秦野市堀山下1513 |
|---|---|
| 電話番号 | 0463-87-9020 |
| 特徴 | 整備された公園で安心・清潔 |
陣ヶ下渓谷公園(横浜市)
横浜市内にありながら、自然がそのまま残る貴重な渓谷エリアです。
水量が少なく浅瀬が続くため、小型犬にも安心です。
虫除け対策をしてから訪れるとより快適に過ごせます。
| 住所 | 神奈川県横浜市保土ケ谷区川島町1514 |
|---|---|
| 電話番号 | 045-353-1166 |
| 特徴 | 横浜市内で手軽に自然を満喫できる |
川遊び後のケアとマナーを徹底しよう
楽しい川遊びの後は、愛犬の体調ケアと周囲への配慮を忘れずに行いましょう。
遊び終わってからが、本当の「飼い主力」の見せどころです。
川遊び後の体の洗浄と水分補給
川の水はきれいに見えても、微生物や砂が付着していることがあります。
自宅に帰る前に真水で全身を洗い流し、タオルでしっかり乾かしましょう。
水分補給も忘れずに行い、脱水を防ぎます。
特に短頭種(パグやフレンチブルドッグ)は、体温が上がりやすいため冷却も大切です。
| ケア項目 | 方法 |
|---|---|
| 洗浄 | シャワーやペットボトルの水で全身を流す |
| 乾燥 | タオルで水分を吸収後、ドライヤーは弱風で |
| 水分補給 | 冷たすぎない水を少量ずつ与える |
周囲や環境への配慮ポイント
川辺は犬だけでなく、子供や釣り人など多くの人が利用しています。
排せつ物は必ず持ち帰り、吠えや飛びつきにも注意しましょう。
自然を守る意識を持つことが、犬と一緒に遊べる環境を未来へ残す第一歩です。
| マナー | 内容 |
|---|---|
| 排せつ物 | ビニール袋とトイレットペーパーで処理 |
| 他の利用者 | リードを短く持ち、すれ違い時は止まる |
| ゴミの持ち帰り | 来たときよりもきれいにして帰る |
遊びの後の健康チェックと休息方法
川遊びは運動量が多く、犬の体には思った以上の負担がかかります。
帰宅後は肉球の傷、耳の中の水、体温の上昇などを確認してください。
いつもより静かだったり食欲がない場合は、軽い熱中症や疲労のサインです。
| チェック項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 肉球 | 岩や砂利で傷がないか |
| 耳 | 水が残っていないか、臭いがしないか |
| 体温 | 平常時より高くないか |
| 食欲 | 食べる量が減っていないか |
まとめ:愛犬と神奈川の自然を安全に満喫しよう

ここまで、愛犬と神奈川で川遊びを楽しむための基本・安全対策・おすすめスポット・ケア方法を紹介してきました。
最後にもう一度、重要なポイントを整理しておきましょう。
安全・準備・マナーの3ポイントを忘れずに
川遊びを安全に楽しむための基本は、たった3つのポイントに集約されます。
それは「安全対策」「事前準備」「マナー意識」です。
この3つがそろえば、どんな川でも安心して愛犬と遊べます。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 安全対策 | ライフジャケット着用・流れの確認・体調チェック |
| 事前準備 | 持ち物リストを事前確認し忘れ物を防ぐ |
| マナー意識 | 他の利用者・自然環境への配慮を忘れない |
「楽しい」だけでなく「安全で気持ちの良い時間」をつくるのは飼い主の心がけです。
川遊びを通して深まる愛犬との絆
川遊びは、犬にとっても人にとっても特別な体験です。
自然の中で体を動かし、笑顔で過ごす時間は、普段の散歩では得られないコミュニケーションになります。
川でのひとときが、あなたと愛犬の絆をもっと深く、もっと優しくしてくれます。
次の休日は、ぜひ神奈川の清流で思い出に残る1日を過ごしてみてください。
