多目的トイレの使用時には、適切な振る舞いが求められます。その理由は、多目的トイレが子連れの保護者や車いすユーザー等、多様なニーズに応じるために設計されているからです。
他の利用者に配慮し、共同のスペースを利用する際のエチケットを守りましょう。
例えば、子連れの方々にとって重要なのは、おむつの交換や母乳育児ができるかどうかという用途については、基本的に使用が許可されていますが、いくつかの留意事項があります。
詳しい情報については、下記で説明していきます。
ファミリーで多目的トイレを利用する際のエチケット
家族で多目的トイレの使用を考えた際、従うべきエチケットを次に紹介します。
普通のトイレの使用をまず考える
多目的トイレの利用前には、先に普通のトイレで対応できないかを再考しましょう。多目的トイレは数に限りがあり、本当に必要としている人への利用機会を奪わないようにしましょう。
なるべく普通のトイレや育児室の使用が難しい時だけ、多目的トイレを使うようにしてください。
子供単独での使用を控える
多目的トイレが便利なことは間違いないですが、子供一人だけで使わせるのは避けて、保護者が必ず付き添うようにしましょう。
一人で利用させると間違った操作をしてしまう恐れがあります。
利用時間を短めにする
多目的トイレの利用は手早く済ませ、他の待機中の利用者への配慮も忘れずに。
使用後は清潔に整える
多目的トイレを使用した後は、次に使用する人のことを思いやり、設備や空間をきれいな状態に戻すよう努めましょう。子供が触れやすい箇所は特に注意が必要です。
これらの規範を遵守すれば、誰もが多目的トイレを気持ちよく使える環境が整います。
さいたま新都心駅が好きな理由
①
– 男子トイレにもおむつ替え台あり
– 通常トイレにオスメイトの方向け便座あり
– ファミリートイレあり
②
– 広くて綺麗なベビー休憩室
– 授乳室は電子鍵付き
③
– 多目的トイレ×2
– ペーパーホルダーが左手側か右手側か選べる
④
– 補助犬用トイレがある日本唯一の駅 pic.twitter.com/zNl7qjxvRm— 中央区上落合 (@Kamiochiai_Chuo) February 1, 2023
ファミリーが多目的トイレを使用する際のマナー:おむつ交換と授乳について
多目的トイレの使用時、子連れである場合には、よくおむつを取り替える必要に迫られます。加えて、授乳を行いたいと考える方もおられるでしょう。これらを行う場合は、他の利用者への配慮を忘れずに行うべきです。
ここでは、おむつを取り替える際と授乳時の適切な対応をご紹介いたします。
おむつは適切に処分しましょう
おむつを交換した後は、なるべく自宅に持ち帰ることが望まれます。専用のゴミ箱が設置されている場合は利用しても良いですが、そうでない場合は持ち帰ることがマナーとされています。
一般的なゴミ箱への投棄は衛生的にも問題があり、嫌なにおいの原因ともなるため、十分に注意しましょう。
授乳は緊急の際に限る
多目的トイレには折り畳み式のベッドが備わっている場合がありますが、授乳は緊急を要する時だけなされるべきであり、その際は他の利用者の待ち時間を考慮に入れてください。
授乳に長時間がかかる時は、事前に授乳室の使用を検討したり、予め液体ミルクを携行するなど別の選択肢を考えることが良いでしょう。
ベビールームの活用を優先すべき
おむつ交換や授乳を行う際は、できれば多目的トイレを使わずにベビールームを利用することをおすすめします。
ベビールームは赤ちゃんのケアを念頭に設計されており、より心地よく、効率的に利用することが可能です。
多目的トイレはさまざまなニーズに応えるための大切な施設であり、実際に必要な場合を除いては他の代替オプションの活用が奨励されています。
これ何かの特集でも見たけど、車椅子ユーザーに特化した作りとか、オスメイトに合わせた多目的トイレがあるんだよね。感覚的には、ミルクなのに授乳室使うような感じがして気が引ける。子ども連れて出たら、車椅子の人が待ってた時とかいたたまれなかったなぁ。ホントは多目的トイレも使いたくない。 https://t.co/C2hmXSizNF
— まるこ (@sunesuneo2) May 17, 2024
利用の手引き:多目的トイレの適切な使い方
子どもと一緒に多目的トイレを用いるケースでは、以下の点に注意しましょう。
- 利用する前にに通常のトイレが使用できないかチェックする。
- 子供には単独でのトイレ使用をさせないこと。
- トイレの使用時間はなるべく短時間に抑える。
- 使用後には、備品などをきれいな状態にしておく。
多目的トイレでのおむつの交換や母乳の授乳は、その他の利用者のことを思いやりつつ、本当に必要な場合にのみ行なってください。
常に他者への配慮を忘れず、公共のスペースでのマナーを守るよう努めましょう。