100均で1玉110円ほどの毛糸を見たあと、メルカリで同じような商品が定価より高く出品されていると、「お店ならもっと安いのに、1500円でも本当に買う人がいるの?」と不思議に感じますよね。
実は、メルカリの販売価格には商品代だけでなく、販売手数料や配送に必要な費用を考えて設定された金額が含まれている場合があり、店頭との差額がそのまま出品者の手元に残るとは限りません。
さらに買う側も、近所の100均で欲しい色が見つからない、必要な玉数を揃えられない、店舗を何軒も探す手間を省きたいなどの事情から、多少高くても購入することがあります。
100均で買える価格だけを比べるのではなく、現在の在庫状況や必要な個数、移動の負担まで含めると、1500円でも売れる理由が見えてきます。
この記事でわかること
- 100均毛糸がメルカリで定価より高くなる理由
- 1000円ほどの毛糸を1500円でも買う人がいる事情
- 店頭購入とメルカリのどちらを選ぶとよいか
- 100均毛糸をメルカリで購入する前の確認ポイント
メルカリの100均毛糸が定価より高くなるのはなぜ?
100均で1玉110円ほどで買える毛糸が、メルカリでは定価より高い金額で並んでいると、「お店で買ったほうが安いのに、なぜこの価格になるのだろう」と感じるかもしれません。
ただ、出品価格だけを見ると高く感じても、実際には商品の仕入れ額だけで価格が決まっているわけではなく、販売手数料や送料、梱包にかかる費用などが重なるため、店頭価格との差がそのまま出品者の手元に残るわけではありません。
さらに、100均の毛糸は店舗によって取り扱う種類や色が異なることがあり、欲しい商品がいつでも近くのお店に並んでいるとは限らないため、店頭価格より高くても、必要な毛糸をまとめて入手したい人との間で取引が成立することがあります。
販売価格にはメルカリの販売手数料が含まれている
メルカリでは、商品が売れて取引が完了すると、販売価格の10%が販売手数料として差し引かれます。
たとえば1500円で毛糸を販売した場合、販売手数料だけで150円かかるため、出品者が受け取れる金額は、この時点で1350円になります。
仮に110円の毛糸を10玉用意して1100円かかったとすると、1350円から商品代の1100円を差し引いた時点で残るのは250円です。
しかも、そこから発送に必要な費用がかかるため、「1100円の商品を1500円で売っているから400円分をそのまま得ている」という計算にはなりません。
| 項目 | 金額の例 |
|---|---|
| 毛糸10玉の購入額 | 1100円 |
| メルカリでの販売価格 | 1500円 |
| 販売手数料10% | 150円 |
| 手数料を差し引いた金額 | 1350円 |
| 商品代との差 | 250円 |
この250円から配送費や梱包資材代などを負担することになるため、毛糸の量や発送方法によっては、ほとんど金額が残らない場合もあります。
逆に、販売価格がさらに高く設定されている商品については、費用を回収する目的だけではなく、需要の高さや入手しにくさを踏まえて価格を決めているケースも考えられるため、すべての出品を同じ理由で判断しないほうが分かりやすいです。
送料や梱包費を考えると意外と利益が残らない
毛糸は軽そうに見えますが、複数玉をまとめるとかさばりやすく、配送方法によっては小型の商品向けの発送方法に収まらないことがあります。
メルカリには比較的安い配送方法もありますが、利用できるサイズや厚さ、重量にはそれぞれ条件があり、毛糸の玉数が増えれば別の配送方法を選ぶ必要が出てきます。
そのうえ、袋や箱などの梱包資材も必要になるため、販売する側から見ると、店頭で支払った商品代だけを基準に価格を設定するのは難しくなります。
1500円という数字だけを見るのではなく、「商品代+販売時にかかる費用」が含まれていると考えると、価格差の見え方はかなり変わります。
もちろん、どこまで上乗せするかは出品者によって違いますし、高いと感じる商品を無理に選ぶ必要はありません。
購入する側としては、同じ毛糸の出品価格をいくつか見比べ、送料込みなのか、何玉セットなのか、未使用なのかといった条件まで確認すると、金額が妥当か判断しやすくなります。
品薄や廃盤の毛糸は定価以上になることがある
100均の商品は価格が安い一方で、すべての店舗に同じ商品が常に揃っているわけではありません。
実際にダイソーの商品案内でも、店舗によって品揃えが異なり、状況によって売り切れる場合があることが示されているため、近くに店舗があっても欲しい色やシリーズが見つからないことは十分に考えられます。
編み物では、作品の途中で同じ毛糸が足りなくなることもあり、その場合は似た色ではなく、できるだけ同じ商品や同じ色を追加したい人も少なくありません。
すでに店頭で見かけなくなった商品や、人気が集中している色であれば、近隣店舗を何軒も探すより、多少高くても必要な分だけメルカリで購入したほうが負担が少ないと感じる人もいます。
つまり、100均毛糸の価格を考えるときは、元の販売価格だけでなく、「今でも簡単に買える商品なのか」「欲しい色や個数を確実に揃えられるのか」まで見ることが大切です。
いつでも110円で手に入る毛糸なら店頭で購入するほうが安く済みますが、在庫を探す時間や移動の手間まで含めると、定価より高い出品にも一定の需要が生まれる理由が見えてきます。
1000円の毛糸を1500円でも買う人がいる理由
100均で合計1000円ほどで揃えられる毛糸に1500円を払うと聞くと、単純な価格比較では500円ほど余計に支払うことになるため、わざわざ選ぶ人がいるのか疑問に感じるのも自然です。
しかし、買う側が比べているのは毛糸そのものの価格だけとは限らず、店舗まで移動する時間、交通費、在庫を確認する手間、何軒か回っても見つからない可能性まで含めて考えると、500円ほどの差額を受け入れやすくなる場合があります。
安く買うことよりも、欲しい毛糸を必要な数だけ自宅から探して購入できることを優先する人がいるため、定価を上回る出品でも需要が生まれます。
近くの100均に欲しい毛糸があるとは限らない
100均の店舗が近所にあれば、店頭で買ったほうが安いと考えやすいのですが、店舗があることと、欲しい毛糸が置いてあることは別の話です。
毛糸には色や太さ、素材、シリーズなどさまざまな違いがあり、同じ系列のお店でも取り扱っている商品や在庫状況が異なる場合があります。
とくに人気の色や季節商品などは、店へ行った時点で欲しいものだけ見つからないことも考えられます。
自宅から近い店舗で見つからなければ別の店舗へ行くことになりますが、そこで確実に購入できる保証があるわけではありません。
電車やバスを使ったり、車で何店舗か回ったりする必要がある人なら、商品自体は安くても、移動にかかる費用や時間は増えていきます。
メルカリで欲しい商品が見つかっているなら、多少割高でも「探し回らなくて済む」という点に価値を感じる人がいるわけです。
欲しい色や必要な個数をまとめて揃えたい人もいる
毛糸は1玉だけ欲しいとは限らず、作るものによっては同じ種類を何玉も用意する必要があります。
たとえば必要な毛糸が10玉あるのに、近所の店舗には3玉しか残っていなければ、残りを別のお店で探さなければなりません。
反対に、メルカリで同じ種類や色が10玉まとめて出品されていれば、一度の購入で必要数を揃えられる可能性があります。
作品を途中まで作ってから毛糸が足りなくなった場合も、できるだけ同じ商品を追加したいところです。
似ている毛糸で代用できることもありますが、色合いや太さ、質感などが変われば完成時の印象に違いが出ることがあるため、価格よりも「同じ毛糸を揃えられること」を優先する場面があります。
| 店頭購入を選びやすい場面 | メルカリを選びやすい場面 |
|---|---|
| 近所に店舗がある | 店舗まで距離がある |
| 在庫が確認できている | 近隣店舗で見つからない |
| 少量だけ必要 | 同じ毛糸をまとめて欲しい |
| 色や種類にこだわらない | 特定の色やシリーズが必要 |
| 安さを優先したい | 探す手間を減らしたい |
店舗を探し回る時間や交通費を節約できる
500円ほどの価格差を高いと感じるかどうかは、住んでいる場所や生活環境によっても変わります。
徒歩圏内に100均があり、欲しい毛糸の在庫も十分にある人なら、1500円の出品を選ぶメリットはあまり感じないでしょう。
一方、店舗へ行くために車や公共交通機関を使う必要があったり、仕事や家事などで買い物に使える時間が限られていたりする人にとっては事情が違います。
往復の移動に時間を使い、さらに店内を探して在庫がなかった場合まで考えると、差額を支払って自宅から購入するほうが都合のよいケースもあります。
1500円で購入する人は、1100円程度の毛糸そのものだけに1500円を払っているのではなく、入手するまでの時間や移動、在庫探しの負担を減らすことまで含めて価格を判断していると考えると分かりやすいです。
そのため、100均で買える商品だからメルカリでは売れないとは限りません。
店頭価格だけなら100均のほうが安くても、欲しい商品を探すための負担まで含めれば、少し高い出品を選ぶほうが自分には合っていると判断する人もいるためです。
100均毛糸をメルカリで買うのは損なの?
100均で販売されている毛糸をメルカリで見つけたとき、店頭より数百円高ければ損をしているように感じやすいですが、実際の負担は購入する人の環境によって変わります。
近所の店舗ですぐに買える商品なら店頭を選ぶほうが出費を抑えやすい一方、欲しい色が見つからない、必要な玉数が揃わない、何店舗も回らなければならないという状況なら、価格差だけで判断するのが難しくなります。
大切なのは「100均の商品だから高値では買わない」と決めることではなく、自分が必要としている毛糸を手に入れるまでに、全部でいくら、どれくらいの時間がかかるのかを比べることです。
定価との差額だけで損得を判断しないほうがいい
たとえば店頭なら1100円で揃えられる毛糸が、送料込み1500円で出品されていれば、表示されている金額だけでは400円高くなります。
徒歩ですぐ行ける店舗に在庫があるなら、この400円を余分な負担と感じるのは自然ですが、車や公共交通機関で移動する必要がある場合や、複数の店舗を探す可能性がある場合は見方が変わります。
交通費だけでなく、移動や在庫探しに使う時間も必要になるため、安く買うことを優先するのか、少し多く支払って手間を減らすのかによって選択肢が分かれます。
また、作品の途中で毛糸が不足した場合には、数百円を節約することより、必要な色やシリーズを確保することを優先したい場面もあるでしょう。
金額だけを比較するのではなく、入手しやすさや必要性まで含めて考えると、自分にとって納得できる価格なのか判断しやすくなります。
100均の店舗や公式通販と価格を比較してみる
メルカリで欲しい毛糸を見つけても、すぐに購入する必要がないなら、同じ商品をほかの方法で入手できないか確認しておくと安心です。
商品名やシリーズ名、色などが分かっている場合は、販売元の公式情報を確認し、現在も取り扱いがあるのかを調べてみる方法があります。
公式のオンライン販売が利用できる商品なら、商品価格だけではなく、注文条件や送料まで含めた支払総額をメルカリの出品価格と比べると判断しやすくなります。
| 確認するポイント | 見る内容 |
|---|---|
| 店頭 | 近隣店舗で取り扱いが期待できるか |
| 公式のオンライン販売 | 商品価格、販売単位、送料など |
| メルカリ | 送料込み価格、玉数、商品の状態 |
| ほかの出品 | 同じ毛糸がどの程度の価格で並んでいるか |
同じ1500円の出品でも、5玉セットなのか10玉セットなのかでは1玉あたりの負担が大きく変わるため、セット全体の金額だけを見るのではなく、内容量まで確認して比較することが重要です。
「メルカリだから高い」「100均だから必ず店舗が安い」と決めつけず、最終的に支払う金額と入手までの負担を並べてみると、自分に合った購入方法を選びやすくなります。
廃盤品や品薄商品なら高くても納得できる場合がある
もう一つ考えておきたいのが、現在も同じ毛糸を通常どおり購入できるのかという点です。
以前買った毛糸と同じものを追加したくても、店頭で見つからなかったり、必要な色だけ残っていなかったりすれば、元の販売価格だけでは比較できなくなります。
とくに編みかけの作品があり、途中から別の色や質感に変えたくない場合には、少し高くても同じ毛糸を探したい人がいるでしょう。
ただし、「見つからないから廃盤だろう」と思い込むのではなく、公式の商品情報などを確認できる場合は先に調べておくほうが安心です。
単に近所の店舗で在庫が切れているだけなら、別店舗や公式の販売方法で入手できる可能性もあります。
反対に、通常の方法では見つけにくく、必要な商品がメルカリにまとまって出ているなら、定価との差額を「必要な毛糸を確保するための負担」として受け入れられる人もいます。
買ってから高かったと感じないためには、元の価格だけを見るのではなく、現在の入手しやすさ、必要な玉数、送料込みの支払額を確認してから選ぶことがポイントです。
メルカリで100均毛糸を買う前に確認したいこと
欲しかった100均毛糸をメルカリで見つけると、売り切れる前に買いたくなることもありますが、価格だけを見て急いで決めるより、商品名や個数、状態などを一度整理してから選んだほうが納得しやすくなります。
とくに同じシリーズの毛糸を買い足す場合は、見た目が似ているだけで判断せず、商品情報を確認しておきたいところです。
「欲しい毛糸と同じものか」「全部で何玉届くのか」「表示価格でどこまで含まれているのか」という3点を中心に見ると、購入後の行き違いを減らしやすくなります。
商品名やメーカーと元の販売価格をチェックする
最初に確認したいのは、出品されている毛糸が本当に探している商品と一致しているかどうかです。
同じような色に見えても、シリーズや素材、太さなどが異なれば、編んだときの仕上がりが変わることがあります。
商品名が分かるなら販売元の公式情報などと照らし合わせ、元の販売価格や商品の特徴を確認しておくと、メルカリで提示されている金額を判断する材料になります。
ただし、以前販売されていた商品については現在の公式情報から確認できない場合もあるため、公式ページで見つからないことだけを理由に、すぐ販売終了と判断する必要はありません。
価格差が気になるときほど、出品価格だけを見るのではなく、「何の商品を何玉買うのか」を明確にしてから比較することが大切です。
送料込み価格と必要な毛糸の個数を確認する
複数の出品を比べる場合は、セット価格だけでなく1玉あたりではいくらになるのかを見ると違いが分かりやすくなります。
たとえば同じ1500円でも、5玉と10玉では条件がまったく異なりますし、必要なのが5玉だけなのに安いからと10玉セットを選べば、使わない毛糸が余る可能性もあります。
| 購入前に見る項目 | 確認したい内容 |
|---|---|
| セット内容 | 全部で何玉入っているか |
| 1玉あたり | セット価格を玉数で割るといくらか |
| 配送条件 | 送料込みの表示になっているか |
| 必要数 | 作品に使う分を過不足なく揃えられるか |
また、商品価格が安く見えても、配送条件によって最終的な負担が変わることがあるため、購入画面まで進む前に条件を確認しておくと安心です。
比較するときは「1500円だから高い」と見るのではなく、何玉届いて、自分が必要な分を一度で揃えられるのかまで確認すると判断しやすくなります。
出品者の説明や商品の状態を見てから購入を決める
100均毛糸は価格だけでなく、保管状態についても確認しておきたい商品です。
未使用品として出品されていても、自宅で長期間保管されていたものと購入直後のものでは状態が異なる可能性があるため、商品説明と掲載写真をよく見ておきましょう。
ラベルの有無、使用途中ではないか、保管期間について記載があるかなど、自分が気になる部分を確認しておくと選びやすくなります。
複数玉をまとめて購入する場合は、それぞれの毛糸が同じ商品なのか、写真に写っているものがすべて販売対象なのかも見ておきたいポイントです。
説明だけでは判断できない重要な点があれば、購入前に出品者へ確認する方法もあります。
一方で、必要以上に細かな点まで気にする必要はなく、自分が作品を作るうえで困りそうな部分を優先して確認すれば十分です。
店頭より高い金額を支払うのであれば、価格だけで良し悪しを決めるのではなく、欲しい商品との一致、玉数、状態、配送条件まで含めて納得できる出品を選ぶことが、後悔を減らす近道です。
まとめ
メルカリで100均毛糸が店頭より高く販売されていても、価格差のすべてが出品者の手元に残るわけではなく、販売手数料や配送にかかる費用などを考える必要があります。
一方、買う側にも、近くの店舗で見つからない、必要な色をまとめて揃えたい、何店舗も探し回りたくないなど、それぞれ異なる事情があります。
店頭なら安く買えることと、欲しい毛糸を実際に必要な数だけ入手できることは別なので、定価との差だけで高いか安いかを決めないことがポイントです。
この記事のポイントをまとめます。
- 100均毛糸でもメルカリでは店頭価格より高くなることがある
- 販売価格からメルカリの販売手数料が差し引かれる
- 配送費や梱包に必要な費用も考えて価格を決める出品者がいる
- 100均の店舗が近くても欲しい毛糸が置いてあるとは限らない
- 人気の色やシリーズは必要な玉数を揃えにくい場合がある
- 店舗を探し回る時間や交通費を減らしたい人には需要がある
- 編みかけの作品では同じ種類や色を追加したい場合がある
- 購入前に店舗や公式の販売方法と比較すると判断しやすい
- セット商品は1玉あたりの金額と必要数を確認する
- 商品名、状態、玉数、配送条件まで確認してから選ぶ
100均で1100円程度で揃えられる毛糸が1500円で販売されていれば、近くのお店ですぐ購入できる人にとっては、わざわざ高いほうを選ぶ必要性は小さいでしょう。
しかし、欲しい色だけ売り切れている、同じシリーズをまとめて揃えたい、店舗まで距離があるといった状況では、数百円の差額よりも入手しやすさを優先する人がいます。
「100均の商品なのになぜ高くても売れるのか」と感じたときは、毛糸そのものの値段だけではなく、販売に必要な費用と、購入する人が省ける時間や手間の両方を見ると理由が分かりやすくなります。
自分で購入するときは、店頭価格を知ったうえで、近隣店舗や公式の販売方法、メルカリのほかの出品も比較し、その価格を支払ってでも欲しい商品なのかを基準に選ぶと、納得できる買い物につながります。

